ローマ教区が運営する人気の巡礼宿を紹介します。
巡礼では修道院や巡礼用の施設を使うことがあります。シスター達のお世話や祈りの雰囲気が満ちており良い経験になると思っています。ただ設備的には当然ホテルよりも劣りその程度もまちまちです。ヨーロッパ各地にこうした宿が点在しており
これまで多くの宿を経験しました。ご参加者の反応も様々ですが、総じて好意的に見ていただいているようです。
日本各地にも同様の施設が各地に存在します。その中でも数年前に訪れた那須のトラピスト修道院が印象的でした。シスター手作りの食事が供され、一日7回行われるミサや祈りに参加するしか時間を過ごす術がありません(笑)
また福岡の御受難修道会が運営する巡礼宿では私が訪れた時は他に宿泊者がなく、
朝ミサは4人の神父、1人のブラザーと私5人でのミサとなり御血をたくさんいただき贅沢なミサを経験しました。
こちらのCASA BONUS PASTOR(良き羊飼いの家)はそうした巡礼の宿の中では設備やサービスのレベルが高い宿です。バチカンより徒歩15分ほどの距離にあり、部屋にはトイレ・シャワー・冷暖房完備です。2階には大小2つの聖堂があります。
食堂には通常巡礼宿ではまずみないウエイターがおり、朝食は質素ですが、それでも数種のパン・ゆで卵・サラダ・サラミ・ヨーグルト・フルーツ・珈琲などが提供されます。夕食は日替の主菜の前にパスタ・サラダ、後にチーズ・デザートとフルコースでワインも飲み放題です。
バチカンを訪れる時は教皇様の一般謁見に参加することが多く、ホテルの位置によりまた朝食の時間によりバチカンへの到着が遅くなってしまうと良い席を確保できないことがままあります。その点この宿は巡礼には立地が良く内容的にもお勧めです。