昨年2019年後半は出張も多く多忙を極めました。ご案内した巡礼で特に印象深かったのはサンティアゴまでの100kmを歩く巡礼です。サリアからサンティアゴに続く最後の115kmはガリシア地方に属し元々降雨量の多い地域ですが、今回はほぼ毎日雨に降られました。参加者の最高齢は78歳、平均もほぼ70歳というグループでしたが参加の皆さんは事前に良く準備をされ小生がいつも最後尾で懸命に追いかけるという毎日でした。苦難は神様との出会いの場を用意してくれます。歩く巡礼の意義を強く感じました。サンティアゴのバジリカに到着した時は全員で抱き合い、涙を流しました。
そして昨年後半にフランシスコ教皇様が来日されました。長崎・東京とも参加の巡礼をお世話させていただく名誉をいただきました。ただ訪日のバチカンからの公式発表が大幅に遅れたため短期間での対応となり究極の対応を求められました。関係した中央協議会始め関係者の方々のご苦労は尋常なものではなかったはずです。
教皇様は4日間の日本滞在中、過密なスケジュールをこなされ長崎・広島・東京各地で多くのメッセージや説教、講話を残されました。それらが近く書籍としてまとめられると聞いています。その発行を楽しみに待っている一人です。教皇様の存在の大きさや影響力を改めて実感いたしましたが、小生も信徒の一人として教皇様訪日をきっかけに新たな一歩を巡礼の中で踏み出したいと願い自問自答しているところです。