天草のクリスマスイルミネーション
古くから西洋文化が伝わった天草ではクリスマスを大切にしています。
この季節天草は「サンタアイランド」となり、イルミネーションとともに数々のイベントが行われてきました。
今年はコロナ渦でどこまでイルミネーションやイベントが行われるかわかりませんが、例年、天草市役所本庁裏河川プロムナード一帯や、卸所浦物産館しおさい館前広場など11月末から1月中旬までイルミネーションで彩られます。
見逃せないのが、教会のイルミネーション。
世界遺産の崎津教会や大江教会も美しいイルミネーションで飾られます。
クリスマスの時期に天草を旅するならクリスマスのイルミネーションも外せない観光ポイントですね。
クリスマスイブに教会のミサに参列
教会のミサは信者の方以外、あまり参列する機会がないと思います。
クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う降誕祭。
通常ミサではキャンドルサービスがあり、クリスマスらしい聖歌を歌います。
今回クリスマスイブのミサに参列するコースをご用意しました。
ミサは約1時間。
参列する教会は崎津教会か大江教会のどちらかになります。
ミサに参列するにあたり、いくつかお願い事項があります。
・教会は祈りの場ですので、静粛にお願いします。
・教会入口にある水は入場時に心を清める聖水です。指で取って十字を切ってください。
・ミサ参加には献金をお願いします。ミサの途中で集めてまわりますが、それがない場合は献金箱にいれてください。
・ミサの途中でパン(キリストの体)を拝領しますが、これは洗礼を受けたかたのみです。洗礼を受けていない方も祝福を受けることができますので、ご一緒に列に並んでください。
天草とキリスト教
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に指定されています。
大航海時代、長崎に港が開かれキリスト教が布教されました。
江戸時代になると禁教令が敷かれ、宣教師がいなくなった後も、弾圧をうけながらも一般社会に溶け込み、信者だけで信仰を守り続けてきました。
天草の崎津集落が世界文化遺産の構成要素となっています。
海に囲まれた天草の崎津集落は漁村です。アワビなどの貝殻の模様を聖人にみたてて祭っていました。
世界遺産の崎津教会は、海の近くの入江に建ち、尖塔の上に掲げられた十字架が印象的なゴシック様式の教会です。
教会内部が畳敷きという珍しい教会で、「海の天主堂」とも呼ばれています。
大江教会はキリスト教解禁後、最も早く建てられたロマネスク様式の教会です。
フランス人宣教師ガルニエ神父が私財を投じ、地元の信者と築きました。
教会内部にはルルドの聖母像やガルニエ神父の像があります。
どちらの教会とも日中も訪ねます。クリスマスのミサはどちらか一カ所にご案内いたします。
今年のクリスマスは、天草の教会のイルミネーションを楽しみ、イヴのミサに参加する特別なひと時を過ごしませんか?