首都はワルシャワですが、戦禍を免れた古都クラクフが文化の中心です。
ヴァルヴェル城や旧市街は素晴らしい景観ですが、
聖マリア教会をはじめ歴史ある教会にも数多く出会うことができます。
またクラクフの基点にヴェエリチカ岩塩抗、アウシュビッツ強制収容所跡、木造教会群、
御心のイエス様が出現した聖ファウスティナの修道院などにも日帰りで行くことができます。
カトリック信徒は人口の95%、聖ヨハネ・パウロ二世や聖マキシミリアノ・マリア・コルベはこの国の出身者として有名です。
都市部の教会では平日でも3回、4回のミサが行われていることに驚きます。
熱心な信者さんが多く刺激を受けます。信仰の中心はチェンストホヴァのヤスナ・グラ修道院、
8月26日の「黒い聖母」の祝日には国内各地より巡礼団が数百キロの道のりを徒歩でこの地に集まり記念ミサが行われます。
同じ時期にヨハネ・パウロ二世が通ったカルヴァリオ修道院を訪れました。
周辺に大型バイクと革ジャン姿のライダーがそこかしこに見られることを不思議に思いましたが、
ライダーのための野外ミサが始まったときはこの国の信仰のすそ野の広さを痛感した思いでした。
またこの修道院には広大な「十字架の道行」があります。
”イエスの道”と”マリアの道”2つのルートがあり、各留には立派な礼拝堂が建っています。
1つのルートだけでも半日以上を要するまさにカルヴァリオです。
聖コルベは長崎に7年間滞在し困窮の中、冊子(聖母の騎士)による宣教活動を行い、
本河内に修道院や聖母の騎士学園を築きました。
本院のニエポカラヌフでは院長を2回務め900人の修道士がここで修道生活を送っていました。
資料館館長の許可をいただけば聖コルベの当時の居室を訪ねることもできます。
最初にこの修道院に宿泊した時は本当に質素な滞在でしたが現在は部屋も改装され食事は近所のご婦人達が用意してくれます。
殉教したアウシュビッツには餓死刑で帰天した部屋がそのまま保存され、細やかな花が手向けられています。
豊かな信仰と巡礼地を持つ素朴な国、それがポーランドです。
トラベリオの巡礼ツアー
”聖コルベのルーツと聖テレーズ・ルルドを訪ねて” https://travelio.jp/junrei_tour/poland-france1117/